断層線(フォルトライン)
2008年10月6日(月) 断層線(フォルトライン)
最近、漸くと言うべきでしょうか、S・ハンチントン博士の『文明の衝突』を読みました。冷戦後の世界は、イデオロギーではなく、文明同士の衝突が課題となる。紛争は、文明の断層線(フォルトライン)に沿って起こるのだ、というのが、主たる主張だったと思います。この「断層線(フォルトライン)」という言葉が、なぜか新鮮で、記憶に残りました。
残念ながら、10数年前に、この本が出版されて以来、世界は、博士の予言どおり動いてきたようにも思えます。9・11然り、イラク戦争然り、ダルフール紛争然りです。
今日、上の娘は、中国への修学旅行に旅立ちました。博士の分類では、日本と中国は、異なる文明に属します。まさに、ここにも断層線(フォルトライン)が存在するわけで、彼女の年齢で、断層線を実感することは、とても貴重な体験だと思います。願わくは、簡単に踏み越えられるなどと思わず、それでも諦めることなく、断層線を実感しながら自由に行き来する人生を送ってほしい・・などと思ってしまいます(ま、彼女の実感次第ではありますが)。
そうそう、断層線が発生するのは文明の境目だけではありません。季節もまた、断層線を持って移り行くような気がします。今朝、突如として「金木犀」の香りを感じたとき、そう感じました。静岡にも、秋が来ました。


最近のコメント